走ることについて語るステップ
6月23日 2019年

昨日は梅を購入し、梅干しと梅酒の仕込み。
今年は8%梅干しにチャレンジ。
徐々に減塩化。
割と良い梅を購入したので失敗はできません。
梅酒は氷砂糖を100gにして辛口仕込み。
出来上がりには時間が掛かりますが、3年後の仕上がりが楽しみ。
どちらも時間の経過とともに、熟成されて味わいを増していく。
価値のあるものは、短時間ではできません。
今週読んだ書籍で秀逸なのは、村上春樹著、
『走ることについて語るときに僕の語ること』
いかにも村上さんらしい、長く、しかし正確な題名です。
もともと著者のファンでもあり、
作品はほぼ全て読んでいます。
この作品も以前読んでいましたが、
今回はより深く読み込めました。
作家なので、マラソンの良さや走っている時の気持ちなど、
人に聞かれても答えにくい気持ちを、言語化することについて、
しっくりと腑に落ちて、同感できます。
マラソンを通して、著者の哲学がギュッと詰まっている、
この先、何度も読み返すことになりそうなので、
人生の20冊に殿堂入りしました。
『痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル』
キツイ思いは避けがたいが、苦しいと思うかどうかは自分次第。
そのような意味です。
この言葉はマラソンに限りません。
一見、不運な事実が発生した場合でも、
受け取り方は自分次第。
感情をコントロールして、受け止める。受け流す。
よい歳をした男としての大きな望みですが。。。
人間力を高めて、
器量を大きくするための道程は遠いですね。。。