交通事故による慰謝料の基準は、被害者が受けた精神的苦痛を金銭的に補償するために設定 されています。慰謝料の額は、被害者の負傷の程度、治療期間、後遺障害の有無など、さまざまな要因によって決定されます。以下に、一般的な慰謝料の基準を説明します。

慰謝料の基準自賠責基準

自賠責保険（強制保険）に基づく基準です。

具体的な金額は比較的低く設定されています。

被害者が軽度の怪我をした場合でも、一定額が支払われます。

任意保険基準

任意保険会社が独自に設定する基準です。

自賠責基準よりも高額になる場合が多いです。

各保険会社によって金額が異なるため、詳細は保険会社に確認する必要があります。

裁判基準

裁判所が過去の判例に基づいて設定する基準です。裁判基準は、他の基準に比べて一般的に高額です。

実際の慰謝料請求訴訟においては、裁判基準が適用されることが多いです。

慰謝料の算定要素怪我の程度

軽傷、中傷、重傷など、怪我の程度によって慰謝料が異なります。

治療期間

入院期間、通院期間が長いほど、慰謝料の額も高くなります。

後遺障害

後遺障害等級に応じて慰謝料が決定されます。

後遺障害の等級は、1級から14級まであり、等級が高いほど慰謝料も高額です。

精神的苦痛

事故による精神的な苦痛の度合いも考慮されます。

具体例

自賠責基準

入院・通院慰謝料: 1日あたり4,300円（2023年時点）

後遺障害慰謝料: 等級に応じて32万円（14級）から1,100万円（1級）

裁判基準

入院・通院慰謝料: 例えば、交通事故による怪我で3ヶ月通院した場合、数十万円から100万円程度が一般的。

後遺障害慰謝料: 14級で100万円程度、1級で2,800万円程度

まとめ

交通事故による慰謝料は、被害者の状況や各基準によって異なります。被害者として適切な慰 謝料を受け取るためには、専門の弁護士に相談し、詳細なアドバイスを受けることが重要です。 また、保険会社との交渉や裁判を通じて適切な補償を得るために、十分な準備と情報収集が必要です。

1. 交通事故施術の自己負担は0円です

自賠責保険の適用により、保険会社が治療費を負担してくれるため原則無料で治療が受けられます。

2. 病院で「レントゲンでは異常がない」と言われた場合でもしっかり検査して状態を把握します。

レントゲンに異常がないと言われたのに体調が良くない場合があり、特に打撲や捻挫はレントゲ ンでは異常がなく、見過ごされることも多くあります。
レントゲンでは見つからなかった異常も、徒手検査でしっかりと症状を把握していきます。

3. 転院・併院も可能です

仕事があって病院に通えないから転院したい。痛みがなかなか改善しない。このような場合でも横須賀市の湘南いけがみ整骨院に来院していただければ大丈夫です。手続き等は湘南いけがみ整骨院で行います。また、病院に通院しながら、湘南いけがみ整骨院にも通院する「併院」も 可能です。

4. 施術以外のサポート体制

交通事故後は治療のこと、保険のことなど不安なことが様々あると思います。横須賀市の湘南いけがみ整骨院では身体的、精神的サポートも行なっていきます。近隣の整形外科との提携もしていますので、診断、検査も受けられます。煩わしい保険会社との対応もお任せください。必要であれば提携している交通事故専門の弁護士を紹介することもできます。

執筆者：柔道整復師 湘南いけがみ整骨院 院長 百々 正人

以前、交通事故にあった際、自賠責保険の仕組みや補償が良く分からず、痛みが残ったままで 治療を打ち切られた経験があります。患者様には是非、適切な治療を受けることにより後遺症も なく、かつご負担を極力少なく完治していただきたい一心で事故直後の手続きから完治までお手伝いをさせていただきます。