自律神経失調症
- 体の一部が冷えたり、ほてったりする
- 全身のだるさや疲労感がある
- 入眠困難や中途覚醒などの睡眠障害
- 便秘や下痢などの排便障害
- 末端冷え性がある
自律神経失調症とは?|横須賀市の湘南いけがみ整骨院
自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)は、自律神経系のバランスが崩れることで、さまざまな身体的および精神的な症状を引き起こす状態を指します。自律神経系は、体内の多くの無意識の機能(心拍数、消化、呼吸など)を調節する交感神経と副交感神経の2つから成り立っています。このバランスが乱れると、全身に影響が及びます。
自律神経失調症の原因|横須賀市の湘南いけがみ整骨院
自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう、Autonomic Dysfunction)の原因は多岐にわたり、身体的、心理的、環境的要因が複雑に絡み合っています。以下は主な原因とそれぞれの詳細です。
1. ストレス
● 慢性的なストレス:仕事のプレッシャーや家庭の問題など、長期間にわたる精神的ストレスが自律神経のバランスを崩します。
● 急性のストレス:急激な環境の変化や重大な出来事(失業、離婚、家族の死など)が自律神経に大きな負担をかけます。
2. 生活習慣
● 不規則な生活:不規則な睡眠、食事、運動のリズムが自律神経に悪影響を与えます。
● 睡眠不足:慢性的な睡眠不足は自律神経の機能を低下させます。
● 運動不足:適度な運動は自律神経の調節に重要であり、運動不足はバランスを崩す原因となります。
● 不適切な食事:栄養バランスの悪い食事や過度のカフェイン、アルコール摂取は自律神経の機能を乱します。
3. 心理的要因
● 不安:慢性的な不安や心配は、自律神経に持続的なストレスをかけます。
● うつ:抑うつ状態は自律神経のバランスを崩し、さまざまな身体的症状を引き起こすことがあります。
● トラウマ:過去のトラウマ経験が自律神経失調症の原因となることがあります。
4. 環境要因
● 気候の変化:急激な気温の変化や季節の変わり目に自律神経が対応しきれず、バランスを崩すことがあります。
● 騒音や光:持続的な騒音や過剰な光刺激は自律神経にストレスを与えます。
● 気圧の変動:気圧の変化に敏感な人は、自律神経のバランスを崩しやすくなります。
5. 身体的要因
● ホルモンの変化:思春期、妊娠、更年期などのホルモン変動が自律神経に影響を与えます。
● 慢性疾患:糖尿病や高血圧、甲状腺疾患などの慢性疾患が自律神経の機能を低下させることがあります。
● 栄養不足:ビタミンB群やマグネシウムの不足が自律神経に悪影響を与えることがあります。
6. 遺伝的要因
● 家族歴:自律神経失調症の家族歴がある場合、遺伝的要因も関与している可能性があります。
7. 薬物や化学物質
● 薬物の副作用:一部の薬物(抗うつ薬、降圧薬など)は自律神経のバランスに影響を与えることがあります。
● 化学物質:環境中の化学物質への過度な暴露も原因となり得ます。
8. その他の要因
● 急激な身体活動の変化:急に運動を始めたり、逆に急に運動を止めたりすると、自律神経のバランスが乱れることがあります。
● 体重の変化:急激な体重増減が自律神経に負担をかけます。
自律神経失調症を放っておくとどうなるのか|横須賀市の湘南いけがみ整骨院
自律神経失調症を放置すると、症状が悪化し、様々な健康問題や生活の質の低下を引き起こす可能性があります。以下は、自律神経失調症を治療せずに放置した場合に生じる可能性のある影響です。
1. 身体的な影響
慢性的な痛みと不快感
● 持続的な頭痛:緊張型頭痛や片頭痛が頻繁に発生することがあります。
● 筋肉の痛みとこわばり:特に首や肩、背中に痛みやこわばりを感じることが多くなります。
心血管系の問題
● 高血圧:ストレスが持続すると、血圧が上昇し、心臓病のリスクが高まります。
● 心拍数の変動:不整脈や動悸が頻繁に発生し、心臓に負担がかかります。
消化器系の問題
● 慢性的な消化不良:便秘や下痢、腹痛などの消化器症状が続くことがあります。
● 食欲不振:持続的な食欲低下が栄養不良を引き起こすことがあります。
免疫力の低下
● 感染症の増加:免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
睡眠障害
● 不眠症:慢性的な不眠が続き、日中の疲労感や集中力の低下を引き起こします。
2. 精神的な影響
不安障害とパニック障害
● 持続的な不安感:不安が慢性化し、日常生活に支障をきたすことがあります。
● パニック発作:突然の強い不安感や恐怖感を伴うパニック発作が発生することがあります。
うつ病
● 持続的な抑うつ状態:気分の落ち込みが続き、うつ病に発展するリスクが高まります。
集中力と記憶力の低下
● 認知機能の低下:集中力や記憶力の低下が続き、仕事や学業に悪影響を及ぼします。
3. 生活の質の低下
社会的な影響
● 対人関係の悪化:イライラや気分の変動が原因で、対人関係に悪影響を及ぼすことがあります。
● 職場や学校でのパフォーマンス低下:集中力やモチベーションの低下により、仕事や学業のパフォーマンスが低下します。
生活習慣の乱れ
● 不規則な生活:睡眠不足や不規則な食事が続き、生活リズムが崩れます。
● 運動不足:疲労感ややる気の低下により、運動量が減少します。
4. 他の健康問題への発展
慢性疾患のリスク増加
● 心臓病や糖尿病:持続的なストレスや不健康な生活習慣が、心臓病や糖尿病などの慢性疾患のリスクを高めます。
代謝の異常
● 体重増加または減少:ストレスホルモンの影響で体重の増減が激しくなり、代謝が乱れます。
自律神経失調症の施術|横須賀市の湘南いけがみ整骨院
自律神経失調症の原因は多岐にわたり、特に長期間にわたる精神的ストレスが自律神経のバランスを崩すことが多いため、当院の施術だけで根本的に改善することは難しいと考えますが、身体の緊張を取り除くことで、寝付きが良くなったり、様々な不調の改善が見られることが多く見られます。
湘南いけがみ整骨院では、身体へのアプローチによって呼吸を楽にさせ、身体がリラックスすることにより、自律神経失調症を改善することを目的としています。
執筆者:
柔道整復師 湘南いけがみ整骨院
院長 百々 正人
私は以前より趣味のマラソンに取り組んできましたが、練習中のケガにより、全く走ることができなくなった時期がありました。
このような辛い経験から、患者様への丁寧な問診や各種検査によって痛みの根本原因はどこにあるのかを特定することが最も重要だと考えます。
一見遠回りのように見えても、痛みの原因を特定してアプローチすることが、痛みを繰り返すことなく 根本的に治すことができることを改めて再認識しました。
自分自身がケガで苦しんだ経験を生かし、皆様にとって最も効果的でかつ根本的な治療を提案させていただきます。