交通事故の慰謝料と治療費は、事故の被害者が受ける損害に対する補償として重要な要素です。以下に、それぞれの内容とその計算方法について詳しく説明します。

慰謝料

慰謝料は、交通事故による精神的苦痛や肉体的苦痛に対する賠償金です。被害者が負った怪我やその後の生活への影響に対する補償として支払われます。

慰謝料の種類入通院慰謝料:

被害者が入院または通院した期間に対する慰謝料。

日額で計算される場合が多く、通院期間や入院期間によって金額が異なります。

後遺障害慰謝料:

事故による怪我が治癒せず、後遺障害が残った場合に支払われる慰謝料。後遺障害の等級に応じて金額が定められています。

死亡慰謝料:

被害者が死亡した場合に支払われる慰謝料。

遺族に対して支払われ、被害者の年齢、収入、扶養家族の有無などによって金額が変動します。

慰謝料の計算方法

慰謝料の計算には、以下の3つの基準が用いられることが多いです。

自賠責基準:   自動車損害賠償責任保険の基準で、最低限の補償を提供します。

任意保険基準: 各保険会社が独自に設定している基準で、自賠責基準よりも高額になることが多いです。

裁判基準（赤い本基準）:   裁判所での判例に基づいた基準で、最も高額になることが多いです。

治療費

治療費は、交通事故によって被害者が負った怪我の治療にかかる費用を補償するものです。

治療費の内容

治療費: 整骨院でのリハビリ・施術にかかる費用。

通院交通費: 通院のための交通費（電車代、バス代、タクシー代など）。

手術費: 手術を受ける際の費用。

入院費: 入院時のベッド代、食事代、看護料など。

薬剤費: 処方された薬にかかる費用。

治療費の補償範囲

治療が適切であり、必要なものであれば、その費用は全額補償されます。ただし、必要性が認め られない治療や過剰な治療に対しては、補償が拒否されることがあります。

交通事故の治療に必要なものとして認められる範囲内で補償されます。

保険による支払い自賠責保険:

人身事故の場合、被害者の治療費や慰謝料はまず自賠責保険から支払われます。自賠責保険の補償限度額は、傷害による場合は120万円までです。

任意保険:

自賠責保険の補償限度額を超える分については、任意保険が適用されます。

任意保険では、対人賠償保険や人身傷害補償保険を利用して、被害者の治療費や慰謝料が支払われます。

補償を受けるための手続き

事故の報告: 事故が発生した場合、速やかに警察と保険会社に報告します。

診断書の取得: 病院で診断を受け、診断書を取得します。

保険金請求: 必要な書類（診断書、事故証明書、治療費の領収書など）を揃えて保険会社に提出し、保険金を請求します。

交通事故の慰謝料と治療費は、被害者の生活や健康に大きな影響を与えるため、適切な手続き と補償が求められます。

1. 交通事故施術の自己負担は0円です

自賠責保険の適用により、保険会社が治療費を負担してくれるため原則無料で治療が受けられます。

2. 病院で「レントゲンでは異常がない」と言われた場合でもしっかり検査して状態を把握します。

レントゲンに異常がないと言われたのに体調が良くない場合があり、特に打撲や捻挫はレントゲ ンでは異常がなく、見過ごされることも多くあります。
レントゲンでは見つからなかった異常も、徒手検査でしっかりと症状を把握していきます。

3. 転院・併院も可能です

仕事があって病院に通えないから転院したい。痛みがなかなか改善しない。このような場合でも横須賀市の湘南いけがみ整骨院に来院していただければ大丈夫です。手続き等は湘南いけがみ整骨院で行います。また、病院に通院しながら、湘南いけがみ整骨院にも通院する「併院」も 可能です。

4. 施術以外のサポート体制

交通事故後は治療のこと、保険のことなど不安なことが様々あると思います。横須賀市の湘南いけがみ整骨院では身体的、精神的サポートも行なっていきます。近隣の整形外科との提携もしていますので、診断、検査も受けられます。煩わしい保険会社との対応もお任せください。必要であれば提携している交通事故専門の弁護士を紹介することもできます。

執筆者：柔道整復師 湘南いけがみ整骨院 院長 百々 正人

以前、交通事故にあった際、自賠責保険の仕組みや補償が良く分からず、痛みが残ったままで 治療を打ち切られた経験があります。患者様には是非、適切な治療を受けることにより後遺症も なく、かつご負担を極力少なく完治していただきたい一心で事故直後の手続きから完治までお手伝いをさせていただきます。